「教えてもらっていないから出来ない」 という子にはしないようにしましょう
スポーツペアレンツの皆さん、『教えてもらってないから出来ない…』という子にはしないようにしましょう。
最近、スポーツの指導で「自分で考えてやってごらん」と子ども達を促す指導をして下さるコーチが増えました。
ですが、子ども達は「そんなこと教えてもらってないから考えられなーい。」「分からなーい」「できなーい」「やったことなーい」。。。(笑)
親も、「教えてくれなきゃできないんじゃない?」「子どもに考えろって無理じゃない?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、子ども達の「創造力」「考えてプレーする力」を伸ばすためには、あえて「全てを教えない指導」、というのもとても重要です。(そこはコーチのさじ加減が重要になってきます^^)
スポーツが「習い事」となり、「教えてもらう」という事が子ども達にとって当たり前になってしまっている傾向がありませんか?
もちろん、ルールやスキル、テクニックの基礎、や、最低限のマナーを「教える」そして「学ぶ」という事は当然あってしかるべきですが、全てを教えてしまう、「習わないとできない」というふうになってしまうのは、どうでしょうか?
「どうやれば上手くなるだろう?記録が伸びるだろう?」「どういうプレー、工夫をすればできるようになるだろう?」と、自分の頭で考えられる、そんなプレーヤーに育ってほしいですよね。
保護者はくれぐれも、一生懸命考えてプレーしている子ども達に向かって「何考えてるんだ!!」なんて言葉は浴びせないようにしましょう。そういう言葉は子ども達の「考えよう」「やってみよう」という気持ちを台無しにしてしまいます。
考えてプレーし、チャレンジし、そして失敗したら、また違うパターンを考え、チャレンジし…を子どもたちは繰り返します。
チャレンジに対してのミス、を責めるのではなく、そのチャレンジした姿勢を褒め、そうやって伸びていく我が子を誇りに思ってあげてください^^.
K. Murata(SPJ 代表)