山同氏インタビュー②
<保護者の役割>
Q:子どものスポーツ参加における親の重要な役割とは何だと思われますか?
A:出しゃばり過ぎないことですね。控えめに陰でサポートしてあげることです。主役は子供達ですので。
Q:山同さんが心がけていることなどはありますか?
A:褒めてやること、話を訊いてやること、そして、一緒に泣くことです(笑)
Q:子ども達にはスポーツを通じて何を得てほしいと思いますか?
A:仲間を大切にすることです。
Q:指導者の方とのより良い関係づくりのポイントなどがあれば教えてください。
A:とにかくお互いの立場をリスペクトする、ということでしょうか。親としては、情報量が少ないと不安に感じます。逆に、「こんなことまで?」とこちらが思うほどの情報を指導者が共有してくれると、「信頼してお任せしよう」という気持ちになります。
リスペクト、そして情報共有、がポイントだと思います。
<子ども達のスポーツ環境>
Q:現在の子ども達のスポーツ環境(部活動なども含め)について、ご意見を伺わせてください。
A:昨今の洪水のように溢れる情報化時代は諸刃の剣になりかねない。子供達が正しい方向に迎えるよう指導者や親も勉強が必要だと思います。
Q:子ども達がより長くスポーツ関われるよう、大切なポイントなどがあれば教えてください。
A:今、この時、この瞬間を大切にして欲しいということですね。今に全力を注ぐことで色々な事が見えてきます。その可能性は無限大に拡がります。そしてその経験をどんどんアウトプット(発信)していってほしいですね。
<現役後、の活動について>
Q:スポーツが好きな子であれば、選手以外にも、スポーツに関わる仕事に就きたいと多くの子が思っていると思うのですが、何かアドバイスがあればお願いします。
A:まずスポーツを「好き」でいること。その情熱。熱量ですかね。まずはそれが総ての基本になると思っています。
まだまだ日本のスポーツ文化・スポーツビジネスは海外と比べると未熟です。その分伸びしろも大きい。
もっともっとスポーツに関わる人を増やしで、スポーツの持つ魅力を多くの人達に伝えられるよう、若いうちから多くのことにチャレンジし、経験を積んで下さい。
最後にスポーツペアレンツの皆さまへメッセージをお願いします。
子供と一緒に勉強しましょう。
勉強を止めたら成長も止まるのは親も一緒だと思います。
固定概念は捨てて、親も子供達と一緒に進化していく喜びを味わいましょう。
山同さんありがとうございました!
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