試合後、子供を質問攻めにするのはやめましょう
「試合の後、子供を質問攻めにするのはやめましょう」
試合から帰ってきた子どもに対し、「今日どうだった?勝った?負けた?得点は?活躍した?フル出場できた?何点決めた?誰が決めた?最後のパスは誰がだした?打った?記録は?コーチに怒られた?褒められた?どんなフォーメーションでいった?ポジションはどこだった?・・・」
と、子供を質問攻めにするのはやめましょう。
試合でへとへとになった子も、あまり出られなかった子も、とりあえず家に帰ってきたのだからほっと落ち着きたい、と思うのは大人と一緒のはず、です。
ちょっと自分の立場に置き換えて考えてみましょう、か。
お父さんなら、仕事でへとへとになって帰ってきたすぐあとに、奥さんから「今日は仕事どうだった?新規顧客開発できた?営業で成果出せた?結果はどうだった?」
なんて、聞かれたくない、ですよね^^;.
お母さんなら、仕事や家事で一日頑張った後、旦那さんに「今日1日どうだった?子ども達の面倒ちゃんとみた?家計のやりくり、ちゃんとできた?掃除も洗濯もちゃんとやった?」
なんて、ホント、聞かないで・・・と思います。
ちょっと話は逸れてしまいましたが…(^_^;)、試合後、わが子にかけてあげられる言葉は1つだけ、だと思います。
「楽しかった?」
その後は、子ども達が自ら話してくるのを待ちましょう。嫌なことも、悔しかったことも、嬉しかったことも、話す前にまずは試合後、ほっとゆっくりしたい、はず。
中には話したくないこともあるでしょう。ミスしてコーチや先輩に怒られたことも、上手く仲間とコミニケーションとれなかったことも、試合にあまり出られなかったことも・・・。しかしやがて、子供自ら話してくれることを信じて、親はちょっと待ってみましょう。
「あんまり試合、でられなかったんだ・・・」
と話してくれた子供に対し、
「なんで?どうして?なんかミスしたの?ちゃんとコーチにアピールしたの?」なんて言うのはやめましょう。
グランドで経験したことは、一旦グランドで消化させてあげてください。
家庭に持ち込むのは、子供が望んだ時、だけ。
一緒に喜び、一緒に悔しがって欲しいときは子どもから話し始めるはずです。
「育児は育自」親も子どもとともに育って行きましょう。
ちなみに・・・ですが、アメリカではスポーツキッズがスポーツに関わるうえで「嫌な時間」としてあげたのが、”試合後の帰りの車の中”だそうです。親からのお説教があるから、が大きな理由の様です。日本のスポーツペアレンツの皆さまもお気をつけて~^^!
K. Murata(SPJ 代表)